創世記1章11〜31節 — 植物、動物、神のかたち
三日目から六日目にかけて生命が満ち、人間の尊厳と責任が示されます。
訳文の著作権を尊重し、本文の転載ではなく節の位置と独自の解説を示します。お手元の聖書を開いてお読みください。
11〜19節:種と光るもの
「種類にしたがって」に用いられるミーンは、繁殖の秩序を述べる言葉であり、現代生物学の分類単位と完全に一致するとは限りません。
オールは光、メオロートは光を担う天体です。太陽と月の役割は昼夜や季節を示すことであり、星占いの正当化ではありません。
20〜25節:海と空と地の生き物
ネフェシュ・ハヤーは「生きた存在」で、動物にも用いられます。タンニーニームは大きな海の生き物を指しますが、特定のクジラや恐竜と決める根拠はありません。
神は人間より先に動物を祝福し、それらを良いと評価されます。生き物の価値は人間の経済的な役立ちだけで測れるものではありません。
26〜27節:男女とも神のかたち
「われわれに似せて」の複数表現には天上の会議や、後のキリスト教的な三位一体の読み方などがあります。一つの代名詞だけで三位一体の全体を証明できるわけではありません。
ツェレムとデムートはかたちと似姿を表します。男性と女性の双方がその尊厳を担い、人間が神を代表する責任を与えられています。
28〜31節:支配と保護
「従わせる」「支配する」は強い表現ですが、創造主から委ねられた権限です。2章15節の「耕し守る」と合わせれば、環境の無制限な搾取を認める意味にはなりません。
生めよ増えよという祝福を、あらゆる個人に子どもを持つよう強制する命令にしてはいけません。最後に神は造られた世界全体を「非常に良い」と評価されます。
神のかたちに造られた人間には尊厳と、他の被造物を大切にする責任があります。
考えるための問い
ここにある問いは筆者の体験談を作り上げたものではありません。
01自分に委ねられた力を、他者を守るために使えているでしょうか。
資料と参考文献
ヘブライ語・文脈・異なる解釈を確認するための資料です。
01Genesis 1 — Masoretic Hebrew text (Mechon-Mamre)02Genesis 1 — NET Bible textual and translation notes03Gordon J. Wenham, Genesis 1–15 (Word Biblical Commentary)04BibleProject — Book of Genesis